理学療法士
ターンアウトのとき骨盤は安定していますか?
前回、ターンアウトで必要な関節の動きとして股関節、膝関節、足関節を紹介しました。
今回はその土台となる骨盤や体幹に注目していきます!
骨盤は体幹と脚の間にあり、その連結に重要な役割を果たしています。
つまり、骨盤や体幹が不安定でグラグラしていたら、ターンアウトがうまくできません。
骨盤は腸骨、恥骨、坐骨の3つの骨で構成されています。
男性と女性では少し形が異なっており、男性では18-20歳、女性16-18歳までには骨格的に成熟するといわれています。
では、3枚の写真の中で1番ポジションでの骨盤の位置はどれが正しいでしょうか。
正解は中央の写真の位置です。
左の写真はタックインといわれる骨盤が後傾している位置、右の写真は骨盤が前傾している位置です。
骨盤を正しい位置で保つには筋肉の働きが大切になります。
骨盤を支える筋肉には、骨盤底筋や腹横筋、腸腰筋などがあります。
これらの筋肉は姿勢を保つために重要な筋肉です。
これらの筋肉で骨盤を安定させることで、グランジャンプやピルエットなどの動きの中でターンアウトがしやすくなり、ケガの予防にもつながります。
当院では専門の資格を持った理学療法士や、ダンス経験がある理学療法士が担当させていただきます。
バレエ特有の動きに合わせて評価・治療を行っていき、ケガの治療からダンス・舞台復帰までフォローさせていただきます。
インスタグラムへはこちら