バレエダンサーのリハビリと一般整形外科のリハビリの違いとは
バレエはルネッサンス期のイタリアに起源を発し、16世紀にフランスにもたらされ宮廷で踊られていたバレエは劇場に移りました。その後、18世紀に入るとロシアへと伝わり独自の発展を遂げて今日に至ります。
クラシックバレエでは女性ダンサーがトウシューズを履いた、つま先立ちの姿勢でバランスを取り回転動作などを行います。また踊るときは常に股関節を外にひねった、「ターンアウト」の姿勢を保つ必要があります。このことからもバレエは日常生活や他のスポーツでは行わない特殊な姿勢や動作を行っていることがわかります。
さらに、脚を高く上げたり、180°に開脚してジャンプするためにも正常以上の股関節の可動域が要求されます。
トウシューズで立つためには足首の可動域も重要です。
そのため、一般整形外科のリハビリとは異なり、バレエ特有の姿勢を保つための筋力強化やバレエに必要な関節の可動域を獲得できるようにリハビリをする必要があります。
他のスポーツと異なる点としては、プロのバレエダンサーはオフシーズンがないことも特徴で、オーバーユース(使い過ぎ)によるケガのリスクも高いとされます。
オフシーズンがない中で、いかにレッスンや舞台を中断しないでリハビリをしながら復帰を目指していくかもバレエダンサーのリハビリには重要なポイントになります。
以上のことから、バレエダンサーのリハビリを行うためには、バレエにおける特殊な動作を理解したうえで専門的な知識を持つリハビリスタッフが治療にあたる必要があります。
当院では、専門の資格を有する理学療法士やバレエなどのダンス経験のある理学療法士が在籍しておりますので、ダンスによるケガや痛みでお困りの方は安心して当院にご来院ください。
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