理学療法士
ターンアウトではどこの筋肉を使うのでしょうか?
ターンアウトはおしりの筋肉を寄せて!とよく言われますが、どこの筋肉を使ってターンアウトするかイメージできているでしょうか?
ターンアウトはおしりの表面の筋肉を寄せればいいというわけではありません。
おしりの表面の筋肉は脚を上げるときに必要ですが、ターンアウトで活躍する筋肉は他にもあります!
ターンアウトではおしりの深層にある筋肉を働かせる必要があります。
深層の筋肉は軸足や骨盤の安定化に役立ち、6つの筋肉(外旋六筋)で支えています。
それぞれ股関節の曲がる角度によって働く筋肉が変化します。
この深層の筋肉がうまく使えていないと、ケガの再発や新たなケガにつながる恐れがあります。
写真 ターンアウトがうまくできていないとみられるタックイン
こちらの写真では一見ターンアウトできているように見えますが、おしりの表面の筋肉を主に使っているためタックインになっています。
骨盤を後ろに倒し、膝が捻じれて曲がっている状態でターンアウトしているため、ケガにつながるリスクがあります。
当院のリハビリでは身体の状態に合わせてターンアウトに必要なトレーニングなどを行い、ケガの予防にも尽力しております。
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